2024年06月03日
こんにちは!
トレーニング×ピラティスの指導を行うパーソナルジムNICOです。
今回はアトピー性皮膚炎に有効な栄養素「ビオチン」ついてです。
1.ビオチンの作用と欠乏症
カルボキシル基を持つビオチンは、カルボキシル基を受け渡す酵素「カルボキシラーゼ」の補酵素として働いています。糖質の代謝ではピルビン酸カルボキシラーゼとアセチルCoAカルボキシラーゼの補酵素として働き、それぞれ糖新生(アミノ酸、脂肪、乳酸などからグルコースを作る経路)、脂肪酸合成(体内で糖などから脂肪を合成する経路)に関与しています。このためビオチンは高血糖を改善する作用も報告されていると言われています。
ビオチンにはヒスチジンの尿からの排泄を促進する作用があります。ヒスチジンはヒスタミンの材料となり、ヒスタミンの過剰はアトピー性皮膚炎の原因にもなると言われています。このため、ビオチンが不足するとヒスタミンが増えていき、脂漏性皮膚炎を起こすリスクが高まります。このようなことからビオチンはアトピー性皮膚炎改善の薬として使われます。その他、ビオチンが不足すると、抜け毛や白髪が増えたりします。
2.ビオチンを多く含む食品
ビオチンは様々な食品に含まれており、日本食品成分表には掲載されておらず、摂取基準もはっきりと決まっておりません。なので偏った食生活を送らない限り、欠乏症が起きるというのは考えづらいですが、抗生物質を取られている方は注意が必要になります。
ビオチンが多い食品は牛、豚、鳥レバー、イワシ、ナッツ類になります。またビオチンはビタミンB6やパントテン酸と同様に腸内で作られるので腸内環境を整えておくことも大切と言えます。
3.最後に
以前お伝えした記事では亜鉛がアトピー性皮膚炎改善にとって重要だとお話ししました。肌トラブルが気になる方は今回ご紹介した「ビオチン」も積極的に摂取してみましょう!
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店舗名:パーソナルジムNICO自由が丘
トレーニング×ピラティスで理想の身体に!
20〜40代女性(運動未経験)の方が多く通われています。
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この記事の監修者
中村 達也(なかむら たつや)
2015年パーソナルトレーナーとして活動開始。 一般人、芸能人、モデル、経営者など幅広く指導を行う。 2021年パーソナルジムNICO自由が丘をオープン。約1年で予約が一杯の状態となる。 2024年パーソナルジムNICO二子玉川をオープン。ジムトレーニング×ピラティスで理想の身体づくりをコンセプトにスタジオを運営。 現在も現場でのセッションを精力的に行い、お客様のフィットネスライフをサポートしている。 |
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