内側半月板の痛みについて理解する

2023年10月04日

こんにちは
トレーニング×ピラティスの指導を行う自由が丘パーソナルジムNICOです。
今回は内側半月板の痛みについて
です。

 

1.疼痛が発生する解剖学的要因


 

内側半月板は3層のコラーゲン繊維から構成されており、剪断ストレスや圧縮ストレスに抗する構造となっています。また侵害受容器である自由神経終末、機械受容器であるルフイニ小体、パチニ小体、ゴルジ腱器官が内側半月板の辺縁部1/3に存在しているため、辺縁部での内側半月板損傷により、膝内側痛が出現すると考えられます。
半月板には大腿脛骨関節の適合性を高める作用があり、膝関節屈伸運動に伴って前後方向へ移動します。半月板の移動には付着する様々な軟骨組織が関与します。内側半月板の後角には、半腱様筋腱、後斜靭帯や後方関節包を介して付着します。これらのこれらの軟部組織の短縮や筋力低下などの機能不全が生じることで内側半月板の移動が制限され、半月板の損傷が惹起されます。
半月板には大腿脛骨関節の圧縮応力を減少させる作用があります。半月板を損傷すると、衝撃を吸収できず、大腿脛骨関節への負担が増大して関節の不安定性を助長します。さらに半月板自体の可動性が低下し、膝関節屈曲時に後方で圧縮ストレスを受けて、疼痛が出現する場合もあります。

 

2.痛みの原因


 

なぜ半月板が損傷したかを考える必要があります。内側半月板は膝関節内側への圧縮、剪断ストレスにより損傷をきたします。圧縮ストレスが増大する原因として、膝関節の内反が一番に考えられます。さらに、膝関節の屈曲拘縮などにより膝関節軽度屈曲位になると、膝関節が側方不安定化し、膝関節内側への圧縮ストレスが増大する。
また半月板は大腿脛骨関節の適合性を高めるために前後方向に移動するが、この移動には付着する筋などの軟部組織が関与します。半月板に付着する軟部組織の機能低下により半月板の移動が制限され、損傷や疼痛を惹起することが考えられます。半月板の圧縮ストレスが出現する原因としては主にこれらが挙げられます。

●膝関節圧縮ストレスの原因
・膝関節屈曲拘縮
・半膜様筋の収縮不全
・大腿四頭筋の筋力低下
・膝蓋下脂肪体拘縮

 

3.最後に


 

膝の痛みは間違ったトレーニングや不適切な負荷設定でも起きるケースがあります。我流や追い込むだけのトレーニングは危険ですのでプロの指導を受けましょう!

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