1.スポーツ障害とは

突発的に起こるスポーツ外傷に対して日々の蓄積によって慢性化して起こるのがスポーツ障害になります。野球肘、テニス肘、ジャンパーズニー、シンスプリント、足底筋膜炎、疲労骨折、腰椎分離症などがスポーツ障害に含まれます。スポーツとは競技（野球、サッカー、ゴルフ、テニス、バレー）のことを指し、これらは競技特有の動きを反復的に行うので一定方向へのストレスが非常に強く、ケアを怠れば身体のバランスを崩して痛みに繋がります。日頃から運動不足といった理由で競技をされる方はこの辺りを特に理解して始める必要があります。

2.スポーツ障害の原因

●様々な偏り
競技は筋トレとは違い、特有の動きによって一定方向へのストレスが非常に強くかかります。結果的に身体のバランスが崩れたり、疲労の蓄積によって怪我を引き起こします。

●長時間の練習、休養不足
スポーツ障害の原因として多いのは身体が出来上がっていない状態で長時間の練習を繰り返すことです。また休養不足のままトレーニングを繰り返すと、疲労の蓄積により怪我に繋がります。時間や強度は徐々に上げていきましょう。

●急な運動量増加
先ほど述べたことと被る部分はありますが、運動不足の方や運動量が普段から少ない方が急に運動量を増加すると怪我のリスクは高まります。

●身体の状態、過去の怪我
体重の過多、アライメント不良（ストレートネック、O脚、X脚、扁平足、反り腰など）が怪我の原因になる可能性があります。また過去に負った怪我が痛みとなってあらわれるケースもあります。

●誤ったフォーム
身体への負担を増加させるようなフォームを繰り返し行うと当然怪我をするリスクは高まります。競技を始めたばかりの方は最初はプロの方のマンツーマン指導をつけてしっかり基礎を固めてから自分で行うことが無難です。