1.プロテインの一般的な認知

プロテインといえば、タンパク質のみを摂取できる物なのは皆がご存知かと思います。
肉や魚、大豆などでもタンパク質は摂取できますが余計な脂質を摂りたくない時やしっかりご飯を食べれない朝などに活用できる非常に優れたサプリメントになります。
そして多くの方が、筋トレをした後に筋肉を作るために飲むだとか、ダイエットのために補食や置き換えとして活用する方もいます。
これらがプロテインの一般的な認知になります。しかし、プロテインは単に筋肉や皮膚、髪の毛などの細胞の材料になるだけではありません。知られざるプロテインのダイエット効果をお伝えします！

2.プロテインのダイエット効果

プロテインは身体をつくるための物だけではありません。
ダイエットをする上で大切なのは「食欲」をコントロールすることになります。そしてプロテインはこの食欲のコントロールを助けてくれる働きがあります。プロテインを摂取することでGLP-1の分泌を促進し、結果的にダイエット効果に繋がります。

●空腹を作るもの

・血糖（低血糖、機能性低血糖）
血糖の低下や乱高下は食欲を増進させます。

・GLP-1
GLP-1は小腸下部（回腸）や大腸上部から分泌され、食欲の抑制に働きます。食物繊維や短鎖脂肪酸により分泌量が増えるのですが、プロテインの摂取でも分泌量は増加します。さらに良い意味でインスリン分泌も刺激を入れますので血糖値を安定させる働きもあります。またストレスホルモンであるグルカゴン分泌の抑制にも働きます。

・グレリン
レプチンに拮抗する働きを持っているホルモンになります。胃が空になると分泌され、食欲を増進させます。グレリンが分泌することで成長ホルモンの分泌も促進されますので適度な分泌は必要ですが、過度な分泌は食欲の暴走につながり、過食へと影響を受けます。

・レプチン
主に脂肪細胞から分泌され、脳の視床下部にある食欲中枢に作用して食欲を抑制します。高脂肪食を継続的に食べ続けると身体が炎症を起こし、レプチンが身体に効かなくなり食欲の暴走へと繋がります。GLP-1の働きにより、レプチンの感受性を高めることができます。