アトピー性皮膚炎と栄養療法

2023年04月12日

こんにちは
女性のボディメイク・健康増進に特化した指導を行う自由が丘パーソナルジムNICOです。
今回はアトピー性皮膚炎と栄養療法ついて解説していきます。前回はアトピー性皮膚炎と対処療法についての記事を書きました。まだ読まれていない方はそちらから読んでみてください!
▼▼▼
アトピー性皮膚炎と対処療法
最終的にはどうしたら改善方向に向かうのかまで解説していきますのでお悩みの方は最後まで読んでくださいね。

 

1.アトピー性皮膚炎改善に重要な栄養素


 

アトピー性皮膚炎に重要な栄養素は結論から伝えると亜鉛になります。
アトピー性皮膚炎58人の子供と特に症状がない子供43人の毛髪亜鉛レベルを調べた結果、アトピー性皮膚炎のグループは毛髪亜鉛レベルが優位に低値を示し、その後8週間の亜鉛サプリメントにより見た目や痒みなどが改善方向に向かったという研究があります。
人体には2〜3gの亜鉛が存在しており、筋肉、骨、皮膚、肝臓、前立腺、膵臓に分布しています。皮膚には約20%の亜鉛が存在しており、表皮に高含有されています。また亜鉛の欠乏症は皮膚だけでなく、味覚障害、慢性下痢、免疫機能障害、成長遅延、性腺発育障害もあります。
亜鉛が最も重要な栄養素ではありますが、その他にもビタミンA、ビタミンD、マグネシウム、タンパク質、水溶性食物繊維、プロバイオティクスがあります。

 

2.アトピー性皮膚炎改善に避けるべき栄養素


 

亜鉛の積極的摂取の前にやるべきことをお伝えします。
それは精製糖、オメガ6(リノール酸)、人工甘味料を控えることになります。過剰な糖質の摂取はインスリンの過剰分泌となり、亜鉛の消費が増えます。またオメガ6(リノール酸)の過剰摂取することによってアラキドン酸に代謝していきます。その過程で使われる酵素のΔ6デサチュラーゼ、Δ5デサチュラーゼは亜鉛を使った補酵素として働くので高脂肪食は亜鉛だけでなく体内の様々なミネラルを多量に消費していきます。このことからも血糖コントロール、高脂肪食を避けることは非常に大切になっています。
亜鉛の腸管吸収率は約30%になり、ミネラルの中では吸収率は高めになります。食事共存物の中でもフィチン酸は亜鉛の吸収を阻害します。フィチン酸を多く含むものとして、玄米、小麦、ごま、米糠、とうもろこし、インゲン豆、ピーナッツなどがあります。穀物や豆類に多く含まれている印象です。現代人は小麦を摂取される方が非常に多いのでそれも亜鉛欠乏の原因かもしれません。
亜鉛の尿中排泄量は少なく、体内亜鉛の損失は、腸管粘膜の脱落、膵液や胆汁分泌などに伴う糞便への排泄、発汗と皮膚の脱落、精液または月経血への脱落が主となります。このように考えると腸内環境の改善、運動を頻繁にされる方、女性は特に亜鉛は意識して摂取する必要があります。

 

3.改善の食事


 

まずは基本的な食事、ま(大豆類)・ご(ごま)・わ(海藻類)・や(野菜類)・さ(魚類、肉類)・し(きのこ類)・い(芋類、米)を意識して整えていきましょう。そして調理加工を少なくすることで余分な糖や脂質を減らしていきましょう。
亜鉛の含有量が最も高いのは皆さんもご存知の通り、牡蠣になりますが年中食べ続けることは不可能なので、その次に多い赤身肉を摂取しましょう。肉類や魚の赤身をバランスよく摂取することがおすすめです。しかし、赤身肉には発がん性物質も含まれますので毎日摂取しないように気をつけましょう。

 

4.最後に


 

今回は中々に濃い内容ですが、やるべきことは難しくないと思います。
まずはこれらを2〜3ヶ月継続してみて皮膚の状態を見ていってください!

➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

店舗名:パーソナルジムNICO自由が丘

住所:東京都世田谷区奥沢6-33-12 アスターハイツ303

最寄駅:東急東横線・東急大井町線「自由が丘駅」徒歩3分、東急大井町線「九品仏駅」徒歩7分、東急目黒線「奥沢駅」徒歩8

営業時間:8:00-22:00

女性のボディメイク・健康増進に特化した指導

➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

★パーソナルジムNICO 自由が丘 HP

★パーソナルジムNICO 自由が丘 Instagram

★パーソナルトレーナー 中村達也 Instagram

  |  

Contact

体験トレーニングのご予約

070-8492-0855営業時間 / 8:00-22:00