2023年07月18日
こんにちは
女性のボディメイク・健康増進に特化した指導を行う自由が丘パーソナルジムNICOです。
今回は血圧を調整する仕組みについてです。
1.血圧を調整する3つの仕組み
血圧は一定ではなく、活動や休息に応じて適切に調整され、急に立ち上がった時や出血や脱水で血圧が低下した時には回復させる方向へ調整されます。
血圧を調整する仕組みには主に3つあります。
●自律神経による神経性調節
交感神経は心臓の他に血管平滑筋にも分布しており、血管を程よい収縮状態にして血圧を維持しています。交感神経が活性化すると血圧は上昇し、副交感神経が活性化すると血圧は低下します。
血圧の神経性調節で大切な役割を果たしているのが、頚動脈洞と大動脈弓にある圧受容器です。血圧が低下すると、圧受容器→延髄の循環調整中枢→交感神経の経路を介して昇圧反射を起こし起立性低血圧を予防します。血圧が上昇した時は心臓副交感神経を介して血圧を低下させます。
●ホルモンによる体液性調節
ホルモンは内分泌細胞でつくられ、血流に乗って運ばれ、標的細胞のもつ受容体に作用して効果を発揮する生理活性物質です。レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系とアドレナリンが血圧が下がった時に分泌増加し、血圧を上げようとします。この作用を抑制するものが降圧薬になります。
●一酸化窒素による局所性調節
一酸化窒素は血管内皮でつくられる血管拡張物質で、血管中膜平滑筋に作用して血圧を低下させます。内皮は常に一酸化窒素を少量産生していますが、血流が速くなると一酸化窒素の生産が増え、増加した血流が速やかに流れるように血管が拡張します。
2.最後に
血圧を測る場合は交感神経緊張状態を配慮する必要があります。寒冷、疼痛、怒り、不安、精神的な緊張などで血圧は上昇します。また部屋の温度や湿度にも配慮して、運動直後はしばらく安静にした後で測定しましょう!
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