椎間関節障害について理解する

2023年07月04日

こんにちは
女性のボディメイク・健康増進に特化した指導を行う自由が丘パーソナルジムNICOです。
今回は腰痛編、椎間関節障害についての解説です。

 

1.椎間関節障害と椎間関節の機能解剖


 

腰痛の中でも椎間関節障害は若年層から高齢層までどの年齢層でも最も多い病態です。椎間関節障害が発症する原因としては長時間の立位やベッドでの背臥位などが多く、腰椎の前弯が強くなる状況が継続すると痛みがでやすくなります。痛みの出る動作では体幹の伸展、回旋、側屈、屈曲位からの起き上がり、急な動作があります。
腰椎は脊柱の中でも最も安定性と支持性が求められ、幅広い椎体と椎間板を有しています。

●屈曲
両側の上位椎体の下関節突起が下位椎体の上関節突起に対して上方へ滑ります。椎間関節での屈曲は関節包、後縦靭帯、黄色靭帯、棘間靭帯、棘上靭帯、脊柱伸筋群などの伸張によって制動されます

●伸展
両側の上位椎体の下関節突起が下位椎体の上関節突起に対して下方へ滑ります。椎間関節での伸展は関節包、前縦靭帯の緊張、下関節突起下端部と椎弓の接触、棘突起間の接触によって制動されます。

●側屈
右側屈では左側の上位椎体の下関節突起が下位椎体の上関節突起に対して上方へ滑り、右側の上位椎体の下関節突起が下位椎体の上関節突起に対して下方へ滑ります。椎間関節での側屈は屈曲、伸展と同じ対象組織によって制動されます。

●回旋
回旋をすると反対側の上位椎体の関節面と下位椎体の関節面が押し付けられるため、椎間関節に圧縮負荷が加わります。

 

2.痛みが出現する動作


 

椎間関節痛の多くが体幹の伸展時に生じると考えられていますが屈曲時にも痛みが誘発される場合があります。(割合としては伸展時の方が多い)
正常な立位では腰椎の各々の部位が均等に弯曲しておりますが、痛みを発症している方の場合、上位腰椎の前弯がほとんど見られず、下部腰椎だけ前弯していることが多くあります。椎間関節の伸展時痛を有している症例では、このような挙動の異常が見られることが非常に多いのです。

 

3.最後に


 

腰痛に関してはまだまだ内容がありますので何回かに分けてブログを書いていきます。

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