1.ピラティスブームの歴史

ピラティススタジオは、ここ近年で爆発的に店舗が増えておりピラティスを始めらる女性が非常に多く増えています。ただこれは都心の話しであり、地方に目を向けるとまだまだピラティススタジオは少なく、今後さらに伸びていくと予想されます。
ピラティスは2000年上旬に第一次ブームが始まり、2015年以降にも第二次ブーム、そして2021年あたりから第三次ブームが起きている様子になっています。ただ2015年あたりのブームはパーソナルジムのブームも非常に強くピラティスよりもパーソナルトレーニングジムの方が増えていたため、ここ近年の印象が強いです。
そして2010年代まではマットピラティスが主流だったのに対して近年ではマシンピラティスが主流になってきています。この理由は様々ですが、一つ挙げるとしたら、マット運動は筋力や柔軟性が求められピラティス初心者の人にはハードルが高い一方、マシンピラティスはある程度マシンが動作の誘導をしてくれたり、負荷の調整ができる為、初心者向けとなっているからです。
またピラティスインストラクター側も補助のしやすさ、複数人見る時の（グループレッスン）指導のしやすさも考慮してマシンピラティスを導入しているスタジオが増えてきています。

2.なぜピラティスが人気なのか

ではなぜ、ピラティスが今になってこんなに人気になってきているのでしょうか？
これはお客様からの会話や他のピラティスインストラクターからの話しを聞き、個人的な意見としてまとめてみましたので参考にしてください。

⚫︎筋トレよりもソフトな印象
筋トレはダンベルやバーベルを持ってガンガンハードに追い込んでいるイメージに対し、ピラティスは身体を伸ばしながらゆったり鍛えているイメージがあります。女性の多くは「ムキムキになりたくない」「ほどほどに引き締めたい」「キツい運動は続かない」という気持ちが強い方が多いのでピラティスを選ばれる方が多いのかと予想されます。※普通のパーソナルジムは追い込んだり、重たいダンベルなどを持たせたりしないのでご安心ください。

⚫︎韓国の著名人がやっている
K-POPのアイドルのメンバーがマシンピラティスを実践しており、SNSなどのメディア投稿の影響からピラティスを始めている方もいます。パーソナルトレーニングがブームだった時もこのような現象が起きました。

⚫︎しなやかな身体になれる、整うイメージがある
ヨガの延長、筋トレ未満という印象のピラティスはその動きやエクササイズ、広告から「しなやかな身体」「身体が整う」などのイメージを持たせます。先ほども述べたようにここでも筋トレとのイメージの違いからピラティスを選択させる方が多くいるのです。

⚫︎SNSの影響
SNSの投稿（フィットネス関連）を見たらピラティスの動画も非常に多く投稿されており、インスタ映えするような写真や動画も沢山あります。そのエクササイズがその方に必要かどうかはさておき、映える写真や動画は最近の方にとっては心動かされる何かがありますね！笑
そのような理由から私もやってみたいとなりピラティスを始める方がいるのも事実です。