歩行周期を理解する

2023年04月27日

こんにちは
女性のボディメイク・健康増進に特化した指導を行う自由が丘パーソナルジムNICOです。
今回は歩行周期について解説していきます。

 

1.歩行周期について


 

国立ランチョロスアミーゴスリハビリテーションセンターの定義に従い、歩行周期は8相に分かれます。

●荷重応答期(歩行周期の0〜12%)
初期接地から対側の爪先離地までのことを指します。初期接地とは踵が床面についた瞬間の0.02秒を指します。この衝撃後に立脚肢にかかる荷重は次の単脚支持期に備えて、体重レベルを超えます。その荷重を、膝関節伸展筋、足関節背屈筋でエネルギー吸収をします。

●立脚中期(前期)(歩行周期の12〜22%)
対側の爪先離地から両下腿交差までを指します。立脚中期の前半は、体幹、骨盤、大腿、下腿の順に前進しながら上昇します。

●立脚中期(後期)(歩行周期の22〜31%)
両下腿の交差から踵離地までを指します。立脚中期の後半は、足関節ロッカーと言って、足関節を軸に立脚肢が前傾します。下腿三頭金は踵骨を介して足底筋膜を伸張し、COPは母子MTP関節まで前進します。重心の前進に伴い、母子MTP関節を軸に踵が離れます。

●立脚終期(歩行周期の31〜50%)
踵離地から対側初期接地までのことを指します。立脚終期中、前足部ロッカーと言って母子MTP関節の背屈により身体が前進します。重心は前進と同時に落下し、対側の膝関節伸展も慣性力により、受動的な動きが主となります。

●前遊脚期(歩行周期の50〜62%)
対側の初期接地から爪先離地までを指します。前遊脚期中、対側下肢は荷重応答期を迎え、荷重が受け継がれます。遊脚の準備として股関節、膝関節が屈曲します。筋活動が最も少ない相になります。

●遊脚初期(歩行周期の62〜75%)
爪先離地から両下腿の交差までを指します。遊脚初期、骨盤の後傾と股関節の屈曲を合わせると約30°と下肢の振り出しは終了します。この振り出しに対応して、爪先が床と接触しないように足関節が底屈20°から5°まで背屈します。

●前遊脚期(歩行周期の75〜87%)
下腿の交差から下腿下垂位までを指します。遊脚中期、股関節は25°の最大屈曲位を示します。膝関節は60°から25°まで伸展し、下腿は下垂位となります。足関節は0°、MTP関節は背屈位を次の遊脚終期まで保持します。

●遊脚初期(歩行周期の87〜100%)
下腿下垂位から初期接地までを指します。遊脚終期、股関節は25°屈曲位から5°伸展し、20°屈曲位で踵から接地します。膝関節は25°屈曲位からさらに伸展し、5°屈曲位となります。

※臨床に役立つ 歩行運動学から抜粋

 

2.最後


 

歩行のメカニズムについて理解できましたか?
どのタイミングに股関節や膝関節が曲がったり、伸びたりするのかこれでわかると思います。
これらが分かれば、膝を伸ばしきらないスクワットなどが歩行に全く活きてこないことがわかると思います。何事も意味あるトレーニングにしましょう!

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