2024年07月20日
こんにちは!
トレーニング×ピラティスの指導を行うパーソナルジムNICOです。
今回は前庭感覚と運動機能についてです。
1.前庭感覚について理解する
運動機能において非常に重要なものの一つに前庭感覚があります。前庭システムは脳と形成するネットワークにより自己と空間の知覚を促すことと言われていましたが、近年の研究では前庭システムは感情も生成、メンタルヘルス、社会的行動まで影響を及ぼすことが判明しました。
前庭機能で運動に大きく関わるのは三半規管(外側半規管、前半規管、後半規管)、耳石器(卵形嚢、球形嚢)になります。
⚫︎三半規管
・外側半規管 頭部または眼球を左右に動かす
・前半規管 頭部を前、眼球を上に動かす
・後半規管 頭部を後、眼球を下に動かす
⚫︎耳石器
・直線的な加速度を感知する
・卵形囊 前後方向、左右方向への加速を感知する
・球形囊 前後方向、上下方向への加速を感知する
2.前庭システムが機能低下することで
筋骨格系の問題、自律神経系の問題、心理社会的問題などが前庭システムによって影響を受けています。前庭システムの機能が低下することでめまい、浮遊感、過緊張、平衡障害などが起きてきます。それらを改善するためには頭部運動、眼球運動、バランス運動、歩行訓練が挙げられます。
⚫︎前庭機能の改善方法
・生活習慣へのアプローチ
自身で身体を動かしたり、高低差のある環境での運動をすることが大切になります。(頭の動きが安定しているマシンエクササイズはNG)
水泳は良い運動と言われていますが、水中での環境下に身体が過剰に適応すると陸でのパフォーマンスが下がるので前庭機能の低下にも繋がる場合があります。水泳を積極的に行う場合は陸でのエクササイズもしっかりやりましょう。デスクワークなどで頭部が常に緊張状態が続いている環境はできるだけ避けましょう。
・頭部回旋運動
頭部を動かすエクササイズをすることで三半規管、耳石器にしっかり刺激を入れることができます。前転後転、床を転がるといったエクササイズは非常に良いエクササイズです。
・眼球運動
眼球運動も半規管をしっかり活性できるエクササイズになります。
・バランス運動
片足立ちからスタートし、不安定な場所でのエクササイズをしっかりやりましょう。
3.最後に
前庭機能と運動機能の関係について簡単に解説してみました。
身体のパフォーマンスを高めるためにはウエイトトレーニングだけではいけないということを理解して色んなエクササイズを取り入れていきましょう。
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店舗名:パーソナルジムNICO自由が丘
トレーニング×ピラティスで理想の身体に!
20〜40代女性(運動未経験)の方が多く通われています。
産前産後トレーニング・お子様連れ大歓迎
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営業時間:8:00-22:00
スタジオ相互利用可能
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この記事の監修者
中村 達也(なかむら たつや)
2015年パーソナルトレーナーとして活動開始。 一般人、芸能人、モデル、経営者など幅広く指導を行う。 2021年パーソナルジムNICO自由が丘をオープン。約1年で予約が一杯の状態となる。 2024年パーソナルジムNICO二子玉川をオープン。ジムトレーニング×ピラティスで理想の身体づくりをコンセプトにスタジオを運営。 現在も現場でのセッションを精力的に行い、お客様のフィットネスライフをサポートしている。 |
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