1.レジスタントスターチとは

皆さんはレジスタントスターチ（難消化性でんぷん）という言葉を聞いたことはありますか？
レジスタントスターチ（難消化性でんぷん）とは小腸では消化や吸収されにくいでんぷんであり、食物繊維と同様の働きを持つことで注目されていました。
ただの食物繊維ではなく、発酵性食物繊維であり、善玉菌の餌となって腸内環境を整えてくれる働きのあります。さらに食後血糖値の上昇を緩やかにする、血中コレステロールを低下させるといった働きもあり、身体の負担を軽減してくれます。
でんぷんは穀物や芋類に多く含まれており、レジスタントスターチもご飯、パン、麺、芋などの炭水化物から摂取できます。
そしてこれらの炭水化物を冷ますことでレジスタントスターチの量が増えることもわかっています。最近では冷やし焼き芋がコンビニやスーパーで並んでいますので、個人的にはおすすめになります。

2.おすすめの炭水化物

おすすめの炭水化物は米と芋類になります。GI値の観点や元々米や芋類は日本人の腸に合っているということからもこれらがおすすめになります。
一昔前では糖質制限ダイエットが流行り、炭水化物（糖質）が悪というイメージが植え付けられてしまいましたが、米を食べたからといって太るというデータなどどこにもなく、近年では糖質制限をする方も一時期よりも減ったと思います。
米や芋類に含まれるでんぷんはエネルギー源になりやすく、適度な運度量を確保すれば太りません。お菓子やジュースに含まれる、砂糖、果糖はエネルギーになりにくいので結果取り過ぎれば太ります。同じ糖質でも何から摂取するかで身体への影響は大きく変わりますのでそこは理解しておきたです。