1.酸性食品とアルカリ性食品

●酸性食品
肉類（鶏、豚、牛など）、魚類、卵、砂糖、穀物（米、小麦）などの硫黄やリンを含む食品

●アルカリ性食品
野菜類、果物類、海藻類、きのこ類、大豆製品などのナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウムを含む食品

人体が健康でいるためには体液（血液、細胞液）が弱アルカリ性に保たれている必要があります。
酸性食品またはアルカリ性食品を食べても体液の液性が変化することはありません。人間の体液はph7.4から少し外れただけで人体の細胞が機能不全となるので腎臓や肝臓などの臓器によって常に調整されているのです。結果的に酸性食品、アルカリ性食品どちらかに偏ることは臓器への負担が強くなることを意味します。

2.現代人は要注意

上記のことからもわかるように現代は高糖質、高脂肪食に偏っている方が非常に多く見受けられます。酸性に偏った食事は心血管代謝症候群、総死亡、循環器系疾患死亡のリスクの上昇が認められています。
また酸性食品過多になると酸を中和する過程で体内のカルシウムが必要になってきます。結果的に砂糖や動物性食品の摂りすぎは骨を弱くしてしまいますので、例えばカルシウム摂取を意識して沢山牛乳を飲んでも逆効果ということになります。
適度なアルカリ性食品の摂取はこれらのことを考えても必須と言えるでしょう！