マグネシウムの機能について

2023年03月21日

こんにちは
女性のボディメイク・健康増進に特化した指導を行う自由が丘パーソナルジムNICOです。
今回はマグネシウムについての解説です。ミネラルの中では非常に重要な役割を担うマグネシウム。しっかり理解する必要があります。

 

1.マグネシウムの機能


 

マグネシウムは骨や歯の形成並びに多くの体内の酵素反応やエネルギー産生に寄与しています。体内には約25gのマグネシウムが存在し、50〜60%は骨に存在します。血中のマグネシウム濃度は、1.8〜2.3mg/dLに維持されており、マグネシウムが欠乏すると腎臓からのマグネシウムの再吸収が亢進するとともに、骨からマグネシウムが利用され、低マグネシウム血症となります。
マグネシウムが欠乏すると様々な健康被害が出ることが報告されていますが、通常の生活において、マグネシウム欠乏と断定できるような症状が見られることは稀です。
マグネシウムの腸管からの吸収率は約40〜60%程度と推測されており、成人で平均摂取量が約300〜350mg/日の場合は約30〜50%であり、摂取量が少ないと吸収率は上昇します。

●マグネシウムの働き(骨や歯の成長、酵素の働きをサポート、神経情報の伝達、筋収縮、血管拡張作用、DNAやRNAなどの遺伝子情報の合成)
●低マグネシウム血症の症状例(嘔吐、吐き気、眠気、脱力感、筋肉の痙攣、食欲不振、糖尿病リスク増、骨粗鬆症リスク増、心疾患リスク増)

 

2.過剰摂取の症状や生活習慣病との関連


 

食品摂取による過剰摂取はほとんど心配いりませんが、サプリメントなどの摂取による過剰症で多いのが下痢です。
生活習慣病との関連が高いのが高血圧と糖尿病になります。多くの研究でマグネシウムを食事から一定量の摂取を続けたら血圧が低下したという結果になっています。これらはメタ解析(最も信頼できる研究)もされている為、間違いはほぼありません。しかし、サプリメント摂取による血圧低下は充分なデータがなく推奨しません。マグネシウム摂取量と2型糖尿病との関連について、マグネシウム量増加は糖尿病リスクを下げるという結果がいくつか出ています。しかし、日本人を対象とした報告ではこれらの効果についての科学的根拠はまだないのでこれからの研究に期待です。

 

3.最後に


 

今回は重要なミネラルのマグネシウムについてでした。欠乏症が起きることは中々ないとはいえ、現代人に不足しやすい栄養素なので食事で意識して摂取またはバスソルトなどは利用して経皮吸収させていきましょう。

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