投球障害肩を理解する

2023年02月27日

こんにちは

女性のボディメイク・健康増進に特化した指導を行う自由が丘パーソナルジムNICOです。

今回は投球障害肩についてです。WBCもこれから始まり、野球業界も盛り上がっていきますね。これから野球を始められるお子様、今現在おこなっているお子様の為にも肩のけがについて多少なりとも理解する必要があります。

 

1.肩関節の構造と機能


 

肩関節は人体の中で最も可動範囲の大きい関節になります。上腕骨と肩甲骨で構成される肩甲上腕関節が単独で動くことは少なく、胸骨や鎖骨を含め、肩関節複合体として運動を理解することが大切です。

肩関節外転運動の場合、30度以降は肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節が2:1の割合で動きます。このように肩関節外転運動にて、上腕骨と肩甲骨が動く一定の比率を肩甲上腕リズムと呼びます。この働きが乱れて、肩関節のトラブルが起きてくるケースは非常に多いです。

上腕骨と肩甲骨を繋ぐ筋の中でも、特に重要なのが回旋筋腱板になります。回旋筋腱板は棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋で構成されるインナーマッスルです。インナーマッスルの機能が低下したり、三角筋や大胸筋とのバランスが崩れたりすると肩甲骨に対する上腕骨の動きが不安定になります。また肩甲骨を安定させる前鋸筋、僧帽筋、菱形筋も大切です!

 

2.症状と原因


 

主な症状は投球時の痛みや脱力感、ひっかかり感になります。重度になると夜間痛も発症します。投球障害肩は病態の総称になり、原因は様々です。主な診断名には肩峰下インピンジメント、インターナルインピンジメント、上腕二頭筋長頭腱炎、上方関節唇損傷、棘下腱炎、腱板損傷などがあります。

 

●その他の投球障害肩の診断名

・後方関節唇損傷

・棘上筋関節包面断裂

・棘上筋損傷、腱炎

・肩峰下滑液包炎

・肩関節不安定症

 

3.ケア・運動指導


 

投球障害肩のリハビリでは、投球を制限して患部の安静を確保し、痛みや炎症をしっかりと緩和させることが大切です。投球を制限している期間に肩関節周囲の機能改善を目的としたトレーニングをおこないます。再発予防の為に、適切な投球フォーム、セルフケアをしっかり定着させることも重要です!

 

●炎症の緩和、痛みのコントロール

●姿勢、胸椎可動性改善

●肩甲骨周囲の筋バランス改善

●肩甲上腕関節の可動性改善

●回旋筋腱板の機能改善

●投球再開に向けたトレーニング

 

4.最後に


 

投球障害肩について理解できましたか?

競技する方は必ず怪我とは隣り合わせになってきます。ご自身のお子様が何かしらの競技をされているのであれば、競技特有の怪我については多少の勉強はすることをオススメします。

NICO自由が丘では中学生以上であれば運動指導をおこなっています。競技パフォーマンスを高めたいお子様がいらっしゃいましたら是非体験トレーニングへお越しください!

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