感覚と運動の視点

2023年01月31日

こんにちは

女性のボディメイク・健康増進に特化した指導を行う自由が丘パーソナルジムNICOです。

多くの方がトレーニングをする=痩せる、ヒップアップ、お腹を凹ますなどといったことに意識しがちですが、そもそも人間本来の身体の機能を保つ為に運動は必須になります。

今当たり前にできている、歩く、片足で立つ、箸を使う、文字を書くといった行為ができるのも感覚という機能のおかげなのです。

今回は運動感覚についての解説です。

 

1.感覚とは


 

感覚は味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚などのことを指すのは多くの方が知っていると思います。

これら以外にも、前庭感覚や固有感覚といった傾いたり、起き上がったり、姿勢を維持したりする時に働く感覚もあります。

全ての感覚は刺激を受けるとその情報を脳に送り、拾い上げる受容器を持っています。

前庭と呼ばれる内耳の器官では運動と頭の位置変化がわかり、筋肉、腱、関節の中には固有感覚という身体の位置を知らせる機能が備わっています。触・運動・身体位置の感覚は日常生活を送る上で非常に大切なのです。

前庭感覚は目、頭、身体の動きを自動的に上手く協力させる働きもあります。内耳にある耳石器と三半規管の感覚受容器から情報が入力されます。これらの情報が脳で処理されることによって、身体の水平・垂直の動き、頭の回転、重力に対する身体の位置情報を知ることができます。

 

2.前庭覚の働き


 

・脳幹網様体に作用して、覚醒水準をコントロール。学習を行うためには一定水準の感覚レベルを保持しなければならない。

・骨格筋の緊張に影響を与え、適切な姿勢・平衡・運動を維持する。運動を行う上で基礎的な働きをする。

・眼球運動を自動的にコントロールする。動きながら物を捉えたり、物に沿って目を動かしたりする場合に必要。

・自律神経に作用する。(乗り物酔いなどの原因)

 

前庭覚の働きが鈍ると、黒板に書いた文字を写しとろうとする行為が早くできなかったり、ボールを蹴ったり、平均台の上を上手く歩いたりすることができなくなります。

バランスが悪いと良く言われる方は筋力に低下もありますが、前庭覚とその他の感覚が上手く統合できていない可能性もあるのです。

 

3.固有感覚の働き


 

・身体各部の位置や運動を知覚する

・筋緊張を調整し、姿勢の維持と制御を自動的に行う

・視空間認知や身体イメージを形成

 

固有感覚が上手く働いている方は自分の手や足をいちいち見なくてもスムーズに身体を動かすことができたり、バランスも上手く調整できたりします。固有感覚が適切に働くことで字を書いたり、箸を使えたり、ボタンをとめたりできるのです。

 

4.最後に


 

人間の感覚非常に大切なことが理解できましたか?

人間は誰しもが身体の機能を失って老いていきます。しかし、現代人は頭を働かせながら身体を使う機会が圧倒的に少ないので運動習慣が非常に大切になってきます。

感覚機能を低下させない為にも、無理ない範囲でしっかり身体を動かしましょう!

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